2014年12月末で「国の借金」が約1030兆円、
一人当たり810万円になったという報道がありました。
「国の借金」というのは、
国債、借入金、政府短期証券を合わせた額です。
国債の残高は、874兆2354億円です。
借金が多くて大丈夫かと思いませんか?
実は、この国債と紙幣は同じものだと知っていましたか?
お財布の中の1万円札を見てください。
日本銀行となっていませんか。
今度は、お財布の中の500円玉を見てください。
日本国となっていませんか。
紙幣と貨幣は、発行が違うのです。
貨幣は、造幣局で作られていて、日本国で発行しています。
500円玉の原価は、50円です。
政府は、1枚につき450円の貨幣鋳造収入で儲けることができます。
紙幣は、印刷局で作られていて、
日本銀行の発行です。
実は、日本銀行の借用書なのです。
国は、国債を発行して、民間の金融機関へ売ります。
その国債を日本銀行が買います。
これで、日本銀行が発行した紙幣が民間の金融機関へ行きます。
つまり市場へ行くということです。
この国債を日銀がどんどん買うと言うことで、
お金がどんどん市場へ流れると言うことです。
お金が、市場にいっぱい流れることでインフレになると言うことですね。
では、紙幣も国が発行すればいいのでは、と思いますが、
日本銀行と政府は分ける必要があるのです。
過去に一緒だったために混乱に陥ったことが何度もあるのです。
それは、戦争のために、お金が必要になりどんどん刷ったために、
ハイパーインフレを引き起こすなど碌なことはありません。
ですから日銀の独立性が必要なのです。
(by長尾義弘)
http://www.amazon.co.jp/dp/4309247032/ref
http://www.sinkan.jp/special/golden-law/index.html
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