第11回 憧れの地中海・エーゲ海クルーズ5か国周遊15日間の旅(第2回)

 今回は昨年(2015年)6月に参加した「憧れの地中海・エーゲ海クルーズ5か国周遊15日間の旅」をご紹介しましょう。往復の飛行機は、ルフトハンザドイツ航空ビジネスクラス、船はアイランドプリンセス号92,627トン、2003年初就航、乗客数1,974名の豪華クルーズ船です。

 スペイン、フランス、イタリア、ギリシャ、トルコの5か国で、陸路では大変な旅になりますが、船だと昼間寄港地を観光し、夜中に移動するので効率的ですし、陸路ですと移動の度にスーツケースを整理しなければなりませんが、船旅は最初に乗船するときと最後の下船するときに整理すればよく、クルーズの旅は、我々リタイアメント夫婦にとって最大の魅力です。

(アイランドプリンセス号)
(アイランドプリンセス号)

 6月2日の14:05にLH-0717便で羽田を飛び立ち、18:50フランクフルトに到着、トランジェットで、21:05LH-1138便でバルセロナへ。所要時間は2時間で23:06バルセロナに到着。この日はそのままホテルヒルトンバルセロナに。

 バルセロナは、地中海沿岸に位置する港湾都市で、フランスとの国境であるピレネー山脈から160km南に位置する。人口は約160万人で、スペインではマドリードに次ぐ第2位の都市です。14世紀に建設された城塞を起源とする旧市街と、1859年の大拡張計画によって建設された碁盤の目のように正方形の街区が並ぶ新市街からなる。

 2日目は、朝からバルセロナの市内観光に。夫婦でバルセロナに訪れたのは3回目でる。

 サクラダファミリア、サンパウ病院、カサバトリョなどを見学して、観光後アイランドプリンスに乗船手続き。19:00にフランスのトウーロンに向け出港。

 サグラダ・ファミリアは、カタロニア・モダニズム建築の最も良く知られた作品であり、カタロニアの建築家アントニ・ガウディの未完作品である。9代目設計責任者のジョルディ・ファウリは、ガウディの没後100年にあたる2026年に完成予定と発表している。バルセロナ市のシンボルであるこの建物は、綿密に構成された象徴詩的なシンボロジーと共に、放物線状の構造のアーチや、鐘楼に据えられた自然主義と抽象主義の混在する彫刻などで、大胆な建築様式を誇っている。2004年の統計によれば、サグラダ・ファミリアはアルハンブラ宮殿やマドリッドのプラド美術館を抜いてスペインで最も観光客を集めたモニュメントとなり、2008年には270万人を集めたと発表されている。生前のガウディが実現できたのは、地下聖堂と生誕のファサードなどであるが、これらは2005年にユネスコの世界遺産に登録された。 贖罪教会なので、作業の財政は寄付に頼っている。そのために、別々の箇所を同時に建設することはできなかったのだが、1990年代以降は訪問者の流れと作品の世評の高まりが財政状況を好転させた。

 翌朝8:00にフランスのトウーロンに寄港。トウーロンは、地中海のトゥーロン湾にのぞみ、王政の時代から現代にいたるまでフランス海軍の基地がおかれて、現在フランス第一の軍港、および海軍工廠、地中海艦隊の司令部がある。工業・商業・漁業の中心地でもあり、造船・化学・繊維・機械・食品加工・兵器などの産業が発達している。港の東の部分は商港とヨットハーバーとなっており、コルシカ島やサルデーニャ島への連絡船が発着している。

 トウーロンからバスでエクサンプロバンスに観光。プロヴァンス伯爵領の首都として古くから繁栄し、現在は学術・芸術都市としてプロヴァンス地方の観光の拠点となっている。画家ポール・セザンヌの出身地として日本でも知られ、彼の出生、臨終の家、墓所とアトリエが現存する。

 毎年夏に世界屈指のオペラ音楽祭が開かれ、約1ヶ月にわたり世界中から多くの観光客が訪れる。エクスの3つの劇場を主会場に、市庁舎の中庭やカテドラル(大聖堂)、政治研究学院大講堂などで数々のオペラやコンサート、イベントが演じられる。

 我々は、サン ソーヴール大聖堂やミラボー通りを見学した。エクス・アン・プロヴァンスのプラタナス並木が続くメインストリートがミラボー通りです。夏になるとプラタナスの木の葉が茂り、青空によく映えるとてもきれいな景色が広がります。観光に訪れた人はまず必ず立ち寄るおすすめの人気観光スポットです。

 サン ソーヴール大聖堂は、ロマネスクの”回廊”が美しく、旧市街にあるひときわ大きな建物が大聖堂です。周りをくるりと囲む回廊がとても美しく、ゆっくりと時間をかけて回ってみたいと思わせる。回廊はロマネスク様式になっているが、正面の扉は、ゴシック様式といった具合に、さまざまな建築様式がこの中でみることができる。

 観光終了後18:00イタリアのリボルノに向け出港。翌朝8:00に寄港後、バスにてフィレンツェに出発。

 フィレンツェは、イタリア共和国中部にあり、人口約36万人の都市である。中世には毛織物業と金融業で栄え、フィレンツェ共和国としてトスカーナの大部分を支配した。メディチ家による統治の下、15世紀のフィレンツェはルネサンスの文化的な中心地となった。市街中心部は「フィレンツェ歴史地区」としてユネスコの世界遺産に登録されている。1986年には欧州文化首都に選ばれた。

 午前中は、フィレンツェの歴史地区を観光、ウッフィーツィ美術館やドウオモ(イタリアでの街を代表する教会堂のこと)などを見学。フィレンツェ風ステーキでお昼を済ませ、午後はピサの斜塔を見学しました。

 ウッフィーツィ美術館 は、イタリアルネサンス絵画で有名な美術館である。近代式の美術館としてヨーロッパ最古のものの1つである。またイタリア国内の美術館としては収蔵品の質、量ともに最大のものである。1982年に世界遺産フィレンツェ歴史地区の一部として認定されている。メディチ家歴代の美術コレクションを収蔵する美術館であり、イタリアルネサンス絵画の宝庫である。展示物は2,500点にのぼり、古代ギリシャ、古代ローマ時代の彫刻から、ボッティチェッリ、レオナルド、ミケランジェロ、ラッファエッロらイタリアルネサンスの巨匠の絵画を中心に、それ以前のゴシック時代、以後のバロック、ロココなどの絵画が系統的に展示されている。

 ピサの斜塔は、イタリアのピサ市にあるピサ大聖堂の鐘楼であり、世界遺産「ピサのドゥオモ広場」を構成する観光スポットである。高さは地上55.86m、階段は296段あり、重量は14,453t、地盤にかかる平均応力は50.7tf/m2と見積もられている。

 傾斜の原因は、1990年から改修工事前に行われた地質調査によれば、地盤の土質が極めて不均質であったことである。南側の土質が相対的にやわらかく年月を経るうちに傾き始め、それにより回転モーメントが増大してますます地盤に対する負担が大きくなり、結果的には塔の南側が大きく沈下するという事態に陥ったのである。

 19:00船はイタリアのチビタベッキアに向け、リボルノを出航。

 続きは次回をお楽しみに。

以 上

(執筆:田坂康夫 社労士・CFP)