第1回 ベニス~パリ オリエント急行の旅

今回は少し前に8月に参加したグローバルのオリエント急行の旅をご紹介しましょう。この旅は10日間でしたが、大きく分けて3つの旅からなっています。最初は、イタリア北部のリビエラ海岸の旅、次にイタリアベニスからフランスのパリまでのオリエント急行の旅、最後にパリ市内の散策の旅です。

①イタリア北部のリビエラ海岸の旅

 日本航空のヨーロッパ線で乗り継ぎミラノに到着。ミラノからバスでリビエラ海岸の町、ラパッロに到着。翌日はチンクエ・テッレの小さな村々を回りました。チンクエ・テッレはイタリア語で「5つの土地」という意味で、チンクエ・テッレの五つの村々は世界遺産に登録されている村落で、断崖絶壁の狭隘な土地に隔絶して営まれています。

 次に、「グリーニアの真珠」と呼ばれる高級リゾート地ポルトフィーノを散策しました。海辺には豪華なヨットが停泊しており、富裕層の別荘も点在しています。(写真1・2)

②オリエント急行の旅

 北イタリアの世界遺産を楽しんだ後は、オリエント急行の旅の始まり、水の都ベネチアに入りました。452年にヴェネツィアの歴史が始まりました。697年、ベネチア人は初代総督を選出して独自の共和制統治を始めました。しかし、1866年に始まった普墺戦争により、ベネチアはイタリア王国に編入されました。1987年、世界遺産(文化遺産)に『ベネチアとその潟』として登録されました。ベネチアは、こじんまりとした美しい町で、道が運河になっているので、交通手段はゴンドラで、住んでいる人は大変であろうと思います。

 オリエント急行の始発駅はローマで、終着駅はイギリスのロンドン。その間、連続して走るのではなく、ベネチアでは、ローマから乗車した乗客が束の間の観光を楽しみ、列車は午前11時ごろベネチアのサンタルチア駅を出発しました。

 ベネチアで乗り込み、午後5時半ごろオーストリア共和国の首都インスブルックでしばらく停車。翌朝パリに到着するまでの列車の旅を楽しみました。パリに向け列車のノスタルジックな旅が続きます。(写真3・4)

 オリエント急行最高の楽しみは、7時ごろから始まるディナー。男性はスーツ、女性はドレスに身を飾り、レストランへ。「走る3つ星レストラン」といわれるフルコースの食事。しかし、オリエント急行は、百年以上も前の車両を使っていますので、車内の装飾は素晴らしいのですが、冷房がついてないのです。汗を吹き拭き、ホアグラを食したのにはいささか参りました。

 列車はオーストリアからスイスを抜け、翌朝パリ東駅に到着。モーニングコールとともに温かいクロワッサンの朝食運ばれてきました。

③パリ散策

 懐かしいパリ。パリは数回訪れていますが、今回はバンドーム広場に面しているホテルリッツに宿泊しました。ホテルリッツは、1898年設立され、その贅沢さが評判になり、王侯、政治家、作家、映画スター等を顧客に迎えることになったのです。1997年8月には、ダイアナ元英国皇太子妃が、宿命的な交通事故の前にリッツのインペリアルスイートで食事をとっていたそうです。

 パリの散策を後に帰国の途に。

(文責田坂)